【柔道】「苦い思いをさせたので」パリ五輪最終内定者のウルフ・アロン 報道陣に甘いプレゼント

2024年02月15日 15:36

柔道

【柔道】「苦い思いをさせたので」パリ五輪最終内定者のウルフ・アロン 報道陣に甘いプレゼント
パリ五輪代表内定会見でファイティングポーズを取るウルフ・アロン Photo By スポニチ
 柔道男子100キロ級で、前日14日に男女全14階級で最後に今夏のパリ五輪代表に内定したウルフ・アロン(27=パーク24)が15日、東京都文京区の講道館で会見に臨んだ。過去3回の内定者会見は、いずれも複数名の選手が同時に行われたが、“大トリ”を飾ったウルフは単独での開催。「まずは安心した。この現状に満足せず、5カ月ちょっと、しっかり準備していきた」と抱負を語った。
 会見の前には「たいへんお待たせしました」と書いた段ボールに、350個ものチョコレート菓子を用意。取材に訪れた報道陣へ配る気遣いも見せた。マネジャーと相談の上、1日遅いバレンタインプレゼントを贈ったウルフは「“(きっと)勝つ”ということを意識した。少し(内定が)遅くなってしまって申し訳ない気持ち、皆さんに苦い思いをさせてしまったので、甘い思いをしてもらいたい」とオトナの事情で商品名を明かせない中で、ジョークを交えて真意を明かした。

 7月26日開幕の本番まで5カ月半。1年延期だった東京五輪は結果的に内定から1年5カ月もの準備期間があり、対戦相手の分析や対策を綿密に実施。結果、見事に金メダルを獲得してみせた。2度目の五輪ははるかに短い準備期間で臨むことになりそうだが、「経験を生かしていく。ただ練習するだけではなく、何をすべきかしっかり考えて準備したい」と落ち着いた表情で語った。

 男子100キロ級は旧95キロ級時代を含め、過去に連覇を達成した選手が皆無。初の偉業に挑むウルフは「連覇に挑戦できるのは、一度優勝した人間だけ。そこをしっかりと意識しながら、2連覇したいと思う」と誓った。

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