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【ラグビー】エディーHC 超速ラグビー進歩には「練習あるのみ」 健闘スクラムは「スバラシイ」

2024年06月22日 17:30

ラグビー

【ラグビー】エディーHC 超速ラグビー進歩には「練習あるのみ」 健闘スクラムは「スバラシイ」
<日本・イングランド>後半、根塚(右)がトライを決める(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ2024   日本代表 17-52 イングランド代表 ( 2024年6月22日    東京・国立競技場 )】 ラグビー日本代表は「リポビタンDチャレンジカップ2024」でイングランド代表と対戦し、17―52で敗れた。9年ぶりに復帰したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、64)の初陣となったが、世界5位の強敵相手に実力の差を見せつけられた。それでもジョーンズHCが掲げる”超速ラグビー”の片りんを随所で発揮。厳しい船出となったが、後半に2トライを奪うなど今後への期待感を抱かせた。
 試合後の会見でエディーHCは「残念な結果で悔しいが、現状と目標という意味では非常に多くの糧を得ることができた。セットピースで競り合えたし、アタックに関しても良い方向に進んでいることを示せた」と前向きに話した。2トライを返したのは終盤だったものの、「チャンスを生かし切ることができなかったのは課題だが、エフォート(取り組み)としては十分なものがみられた。今後4年間のプロジェクトのまだ10日目と考えると、良い方向に向かっていると思う」と話した。

 新しいメンバーでの初戦とあり、「新しいプレーを試みるためにはフィジカル、メンタル面ともキャパシティー(許容量)が必要だが、まだ追いついていない」と認めた上で、「最初の15分についてはイングランドにプレッシャーをかけることができていたと思う。(精度を上げるには)練習あるのみ。今後もハードトレーニングを続けて、選手のメンタル、フィジカルのキャパシティーを伸ばしていきたい」と今後も猛練習を課すことを宣言した。アタックがうまくいかなかった理由は「次のプレーにつながるセカンドプレーヤーが遂行できていないと感じた。イングランドのディフェンスからプレッシャーを受けたからだと思う」と分析した。

 また、茂原、原田、竹内という経験の少ない選手が先発したFW第1列のスクラムに関しては、日本語で「スバラシイ」と笑顔。現役を引退したばかりのオーウェン・フランクス・スクラムコーチと「3人が良い関係を構築できている」とし、伝統的にスクラムの強いイングランドを相手に「ドミネート(支配)できるスクラムを決めた。竹内は所属する浦安でリーグ戦は6試合、(途中出場の)為房は東京ベイで1試合しか出ていない。そういった選手が手強いイングランド相手に素晴らしい経験を積めた。日本もパワフルなスクラムを組めると示せたし、良いプラットフォームができることで目指す超速ラグビーもできると思う」と期待感を示した。

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