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バドミントン山口茜 リオ、東京の雪辱!パリでメダル獲り「過去2大会は泣いているので笑顔で終われたら」

2024年07月13日 04:30

バドミントン

バドミントン山口茜 リオ、東京の雪辱!パリでメダル獲り「過去2大会は泣いているので笑顔で終われたら」
<バドミントン パリ五輪日本代表 公開練習>練習に汗を流す山口(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 バドミントンのパリ五輪代表が12日、都内で練習を公開し、3大会連続出場となる女子シングルスの山口茜(27=再春館製薬所)は精力的に動き、右臀部(でんぶ)負傷からの復調をアピールした。16年リオデジャネイロ五輪、21年東京五輪はいずれも準々決勝敗退。世界ランク5位の実力者は、初のメダルを狙うパリに向け「笑顔で終われたら」と決意を語った。
 力強いスマッシュ、軽快なステップ。「まだまだと思うところもいっぱいあるが、動きやプレー自体は良くなっている」。山口の明るい表情から順調な回復ぶりがうかがえた。

 5月のユーバー杯で右臀部を痛め、6月のインドネシア・オープンの初戦前に痛みが再発して棄権。7月に入って本格的な練習を再開した。現状については「痛みがないことに関しては100%だけど、凄く調子が良い時に比べると6~7割」と説明。五輪を見据え「スピードを上げた状態でのプレーが一番の鍵。その中でのショットの精度も不安定」と課題を挙げた。

 過去2大会は準々決勝敗退。リオは奥原希望、東京はプサルラ(インド)に敗れて涙を流した。特にメダル候補だった東京は実力を発揮し切れず悔いが残った。だからパリは「過去2大会は泣いているので笑顔で終われたらいい。自分が納得して終われるように積極的にプレーしたい」という思いを胸に臨む。

 昨年から負傷離脱を繰り返し、約2カ月実戦がない“ぶっつけ本番”で大舞台を迎える。それでも「ある意味開き直って落ち着いている。シードも獲れなかったけど、その分向かっていく気持ちを持てる」と前向きだ。元世界ランク1位の実力者は挑戦者として3度目の五輪を戦う。 (福永 稔彦)

《奈良岡「エースとして自覚を」》
 ○…男子シングルスで日本勢初のメダルが期待される奈良岡は初の五輪に向けて「エースとして自覚を持ってやり切りたい」と笑顔で話した。海外遠征中に発熱、腹痛などを発症したが、ほぼ練習なしで出場した今月上旬のカナダ・オープンは8強に勝ち進み、帰国後に体調が戻った。「練習は積んでいるので五輪まで継続してやりたい」と本番を見据えた。

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