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ああぁぁっ…柔道日本は混合団体で銀 あと1勝から3連敗…最後は抽選リネールに敗れ無念 一二三は大号泣

2024年08月04日 01:55

柔道

ああぁぁっ…柔道日本は混合団体で銀 あと1勝から3連敗…最後は抽選リネールに敗れ無念 一二三は大号泣
決勝でフランスのリネールと対戦した斉藤立(左、AP) Photo By AP
 【パリ五輪第9日 柔道 ( 2024年8月3日    シャンドマルス・アリーナ )】 柔道混合団体の決勝が行われ、日本は21年の東京五輪に続きフランスと対戦したが、リベンジは果たせず、銀メダルに終わった。
 あと1勝が遠かった。無情のルーレット。柔道発祥国と大国の威信をかけた激闘は、日本にとって無念の結末となった。

 3勝1敗と優位の中、阿部一二三がゴールデンスコアに入って8分を超える激闘の末に一本負け。さらに6人目の高市が敗れ、試合は代表戦となった。

 「ルーレット」で選ばれた階級はフランスの絶対王者・リネールが控える「90キロ超級」。会場が総立ちになる中、斉藤はリネールとの再戦。気迫みなぎる表情でかわすリネールに挑み続けたが、10分を超える激闘で、最後は一本に沈んだ。あと1勝で死闘の末に力尽きた一二三は、畳の上の斉藤を見て大号泣した。

 最後の最後で頂点をつかめなかった。再びたちはだかったフランスの壁。日本武道館での屈辱を敵地で晴らすために覇権を争ったが、柔道発祥国としての意地を見せることはできなかった。

 左膝のケガで出場できない素根輝がスタンドから声援を送る中、雪辱の舞台に立ったのは男子90キロ級・村尾三四郎(JESグループ)、女子70キロ超級・高山莉加(三井住友海上)、男子90キロ超級・斉藤立(JESグループ)、女子57キロ級・角田夏実(SBC湘南美容クリニック)、男子73キロ級・阿部一二三(パーク24)、女子70キロ級・高市未来(コマツ)の6選手。初戦で先鋒を務めた阿部詩(パーク24)は応援に回った。

 前回東京は決勝でフランスに1勝4敗で敗れ銀メダルだった。

 先陣を切った村尾三四郎がゴールデンスコアに入っての一本勝ち。さらに高山が78キロ超級銅メダリストと1階級上のディコから技ありを奪って殊勲の1勝を挙げた。

 斉藤立はゴールデンスコアの末、敗れたが、女子57キロ級銅メダリストで2階級上の相手に対し、角田が伝家の宝刀、巴投げで快勝した。

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