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柔道混合団体 無情の銀 高山が魂の勝利「素根選手に感謝」村尾「日本を背負って戦えたことを誇りに思う」

2024年08月04日 02:34

柔道

柔道混合団体 無情の銀 高山が魂の勝利「素根選手に感謝」村尾「日本を背負って戦えたことを誇りに思う」
<パリ五輪 柔道>混合団体戦、銀メダルを獲得した(左から)橋本壮市、ウルフ・アロン、村尾三四郎、永瀬貴規、斉藤立、永山竜樹(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【パリ五輪第9日 柔道 ( 2024年8月3日    シャンドマルス・アリーナ )】 柔道混合団体の決勝が行われ、日本は21年の東京五輪に続きフランスと対戦。大激闘の末に無念の逆転負け。リベンジは果たせず、銀メダルに終わった。
 あと1勝が遠かった。無情のルーレット。柔道発祥国と大国の威信をかけた激闘は、日本にとって無念の結末となった。

 完全アウェーの中で先陣を切って勝利した村尾は「僕はしっかりポイントを獲るのが役割。その役割を果たせたが、チームを勝たせたかった。この日本を背負って戦えたことと、このメンバーと戦えたことを誇りに思う」と言葉を絞り出した。

 2戦目で階級が上の強敵に魂の勝利を飾った高山は「自分よりも大きい相手だったので、がむしゃらにポイントを取りにいった。試合の合間も素根選手にアドバイスをもらって戦えた。感謝してます」と振り返った。

 3試合目、そして勝負の代表戦に立った斉藤は「すいませんでした。負けてしまって、本当にしょうもない試合をしてしまって…。なんのために来たんだ。死ぬ気で…ここで死ねと、斉藤先生がいたら絶対に言ってた。自分はここで勝たないと本当に…顔向けできない。本戦でも負けてしまって、代表選でもう一度チャンスをもらったのに生かせなかった。今日勝たないといつ勝つんだという場面で勝てなくて、本当に顔向けできない」と涙した。

 そして、3勝1敗で回って来た大一番で8分を超える激闘の末に敗れた一二三は大号泣。心を落ち着かせた後「日本の皆さんにごめんなさい。みんながつないでくれた良い流れをものにできなかった。あそこで勝ち切らないと意味がない。本当に悔しい気持ちでいっぱいです」と目に涙をためて語った。

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