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レスリング女子68キロ級・尾崎野乃香が敗者復活戦進出!無念の敗戦から5時間…銅メダルの可能性残った

2024年08月06日 05:06

レスリング

レスリング女子68キロ級・尾崎野乃香が敗者復活戦進出!無念の敗戦から5時間…銅メダルの可能性残った
準々決勝で敗れた尾崎(AP) Photo By AP
 【パリ五輪11日目 レスリング ( 2024年8月5日    シャンドマルス・アリーナ )】 レスリング女子68キロ級の尾崎野乃香(21=慶大)が5日、準々決勝で東京五輪銅メダリストのメーリム・ジュマナザロワ(キルギス)に敗れたが、敗者復活戦進出が決まった。
 無念の敗戦から5時間。準々決勝で敗れた相手のジュマナザロワが決勝に進出した。敗者復活。目標だった慶大女子初の金メダル獲得には届かなかったが、尾崎のパリ五輪がつながった。

 試合後は、涙を堪え「ちょっと受け入れられない…」「タックルに入れば取れると思い込んでいた。初めて自分の持ち味を封じられたと思った」と声を絞り出した尾崎だったが、意地の銅メダル獲得へ、気持ちを切り替えて敗者復活戦に挑む。女子68キロ級敗者復活戦は、6日午後6時開始予定となっている。

 衝撃の32秒勝ちデビューで会場を騒然とさせた尾崎だったが、準々決勝で東京五輪銅の難敵に敗れた。積極的にタックルにいったところをカウンターでポイントを奪われ前半0ー6で折り返し。後半にようやく高速タックルを決め反撃。6ポイントを奪い追いついた。このまま逃げ切ればラストポイントで勝利だったが、最後の最後にバックを取られ無念。マットを下りた後「負けてしまったんだなっていう…。全力だったんですけど。今は何が足りなかったのか…思い浮かばないです」と失望感をあらわにしていた。

 ◇尾崎 野乃香(おざき・ののか)2003年(平15)3月23日生まれ、東京都出身の21歳。08年北京五輪で銅メダルを獲得した浜口京子を見たことをきっかけに、レスリングを開始。小5で初の全国制覇を果たし、その後も数々のタイトルを獲得。世界選手権は初出場だった21年に62キロ級で3位、22年優勝、23年は65キロ級で優勝。成城学園小中、帝京高を経て、21年4月に慶大環境情報学部に入学し、現在4年生。1メートル66。名前の由来は「春の野の息吹のように、周囲に優しい影響を与える人になってほしい」(利佳さん)との思いから。

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