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【パリ・パラリンピック】車いすラグビー日本、初の決勝進出! オーストラリアを延長で破り準決勝の壁突破

2024年09月01日 21:57

ラグビー

【パリ・パラリンピック】車いすラグビー日本、初の決勝進出! オーストラリアを延長で破り準決勝の壁突破
 日本―オーストラリア 第1ピリオド、突進する橋本(32)=パリ(共同) Photo By 共同
 【パリ・パラリンピック第5日 車いすラグビー ( 2024年9月1日    シャンドマルス・アリーナ )】 車いすラグビーの準決勝が行われ、世界ランキング3位の日本は延長の末に同1位のオーストラリアを52―51で下し、2日の決勝へ進出した。16年リオデジャネイロ、21年東京大会と2大会連続銅メダルの日本は、3度目の挑戦でついに準決勝の壁を破った。
 第1ピリオド(P)はオーストラリアが先行し、日本が追いつく展開。5分過ぎに3大会連続出場の池透暢(44)が敵陣で相手パスをスチールし、そのままトライを決めて10-9と初めてリードを奪った。だが、第2Pの3分32秒に若きエース橋本勝也(22)が自陣へ押し戻されるファウルでターンオーバーとなり、再び先行を許した。第2P終了間際には橋本から池へパスが通り同点トライかと思われたが、橋本のオフェンスファウルで認められず、前半を24-25と1点のビハインドで終えた。

 第3Pは最初の失点で2点差に広げられたものの、29-30の2分37秒に4度目出場のベテラン池崎大輔(46)がディフェンスでターンオーバーを誘い、再び1点差に。第3P終盤は3度のタイムアウトも攻めあぐね、35-36と1点差のまま第4Pを迎えた。第4P開始早々、池崎のパスをスチールされて2点差に広げられたが、43-44で迎えた残り3分28秒に相手をアウト・オブ・バーンズに持ち込み、またも1点差の展開に。残り43秒で池が同点トライを決め、47-47と追いついて延長に持ち込んだ。

 延長ではティップオフで先にボールを獲得し、橋本や池のトライで常に先行。そのまま1点差で逃げ切った。相手2枚看板のライリー・バット(35)とクリス・ボンド(38)に計40点を許したが、池崎が17点、池が16点、橋本が14点をマークして上回った。

 1次リーグA組は3戦全勝で1位通過。2戦目では橋本が突破力を生かして18点を挙げ、東京大会銀メダルの米国を撃破した。初戦のドイツと3戦目のカナダにはメンバーを入れ替えながら全12選手を起用し、バランス良く勝ち進んだ。池崎が「いつも準決勝を超えられないので、しっかり勝ちきりたい」と意気込んだとおり、終盤の粘りで"3度目の正直"を果たしてみせた。

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