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須藤弥勒 1本300万円!高額パターが呼び寄せた初勝利「間違いなく、エースパターの1つ」  

2024年10月22日 06:00

ゴルフ

須藤弥勒 1本300万円!高額パターが呼び寄せた初勝利「間違いなく、エースパターの1つ」  
オーダーメードのパターを手に、にっこり笑う須藤弥勒 Photo By スポニチ
 プロアプローチツアー東京大会で優勝した、史上初めてジュニアメジャー4冠を達成し、天才ゴルフ少女と呼ばれる須藤弥勒(13=ゴルフ5/太陽自動車)の使用パターが自身のために作成されたオーダーメードのクラブであることが21日、本紙の取材で分かった。
 このパターは「ワールド山内ミロクプロトタイプスペシャル」と弥勒の名前がつけられた、こだわりの詰まった一本。中尺気味に打つ弥勒の打ち方に合わせて37インチで作られており、ロフト角もバランスも全て弥勒の打ち方と転がりに合わせて作成されている。

 パターブランド「World Craft Design」の代表の山内雄矢氏は、弥勒のパターの打ち方を徹底的に分析。その結果、「本人が希望する転がり、ひと転がり目の加速を徹底的に追究しました。最高級の素材を重心位置を動かすことにより、彼女のパターの打ち方の特徴が発揮できる最高の性能に仕上げました」と話す。

 元々、同社のパターは、飛行機や精密機械を作成するワールド山内株式会社が自らのノウハウと技術をもとに世界で最高のパターを作るという信念のもと採算を度外視して造られたもので、弥勒のパターは1本300万円という珠玉の一本。小祝さくらも同社のパターで2勝を挙げており、愛用者には永井花奈や金田久美子などがいる。

 弥勒の父・憲一さんは「このパターの直進性は、今まで使っていたどのパターよりもあります。難があるとすれば、あまりにも転がりが良いので、スーパー早くて硬いグリーンには行きすぎることがあります。でも、高麗、バーミューダー、ティフトン、そして通常営業のグリーンでは本当に真っ直ぐ行ってくれて、無敵に近いパターだと思います」とうなずく。

 今月、東京相武CC・ショートCで行われた、プロアプローチツアー東京大会で初優勝を飾った弥勒。このパターにはスタビリティーシャフトとナンバーワン社が作るペンシル型のグリップを装着しており、世界で一本しかない“弥勒仕様”のパターが、同ツアー初勝利を呼び込んだ。破天荒な道を歩む、13歳は「間違いなく、エースパターの1つなので、これからもミロクプロトタイプを使って沢山の勝利を掴んでいきたいと思います」と笑顔で今後の活躍を誓った。

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