ノムさん“世界初”W3000試合出場
2008年07月16日 06:00
野球
「貧乏性にふさわしいゲームだな。負けなくてよかったね。今は打線に全然、活気がないからどうしても投手陣に負担が行く。投手陣はよく頑張ってくれた。まだまだ、戦える軍団じゃないね」
先発・長谷部が6回途中3失点とまずまずの投球。だが9回2死走者なしから暗転した。5番手の川岸が代打・稲葉に中前打されると小田、森本と3連打で同点。白星まであとアウト1つが、皮肉にもヤクルト時代の教え子の一打で消えた。「稲葉の動きを見ていると相当、腰が痛そう。それを楽なアウトコース一辺倒。あそこから結局同点。とにかく弱気。(捕手の)藤井さんは、顔に似合わず優しいわい」。バッテリーの攻めの甘さが生涯一捕手には、歯がゆくてしようがなかった。
選手での3017試合出場に加えての「3000&3000」は大リーグにもない“世界初”の偉大な記録だ。「選手の最初の試合は代打。初めてのスタメンマスクは3年目の後楽園だったな」。東京ドームでの達成に感慨深げだったが、実は選手での初スタメンはプロ1年目の54年7月13日の近鉄戦で大阪球場。記憶が薄れるのも無理はない。プロ生活54年、半世紀以上をかけた大記録。「監督業っていうのはこちらからお願いしてできない。球団が決めること。評価していただいたことは、お世話になった各球団に感謝している」としんみり振り返った。
執念の7人継投でも連敗は止まらず正念場は続く。「はぁ、楽になりたい。ふうー」と苦しい胸中を大きなため息に込めた。それでも情熱は消えていない。「楽天が(監督)最後になると思うけど、今のところ恩返しができていないので心苦しい。残り何十試合で恩返ししたいんですけどね」。まだ通過点。老将は3001試合目からも勝ちにこだわり続ける。
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