マー君8回2失点も援護なく…星野監督「あー!」

2011年05月07日 06:00

野球

マー君8回2失点も援護なく…星野監督「あー!」
<楽・西>左足を負傷した嶋を心配する田中
パ・リーグ 楽天0-2西武
(5月6日 Kスタ宮城)
 1球に泣いての今季初黒星。楽天・田中は、3回2死二塁から内角のスライダーが曲がりきらずに栗山に浴びた2ランを、悔やみきれない表情で振り返った。

 「1点勝負だと思っていたので、もったいなかった。しっかり投げきりたかった」。直前に嶋がクロスプレーで先制点を阻止していただけに「野手の方の中継と嶋さんが体を張って失点を防いでくれたので、何とか無失点でいきたかった」と声を落とした。序盤は球が高く、3回までに61球を費やして4安打を許した。しかし、高い修正能力で傷口を最小限にとどめ、8回6安打2失点で先発の責任を果たした。

 敗因は田中を援護できなかった打線だった。新人の牧田に6安打完封でプロ初勝利を許し、星野監督は今季初めて試合後の会見を拒否。会見場で足を止めることはなく、取材陣の質問にも無言を貫いた。帰りの車に乗る際に発した「あー!」という声に悔しさを込めた。チームは今季2度目の零敗で、勝率は5割に逆戻り。1試合平均2・7得点はリーグ5位。深刻な得点力不足を解消できなければ、貯金を増やすことは難しい。

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