松坂は“待機要員”として好都合 ライバルとの差は契約内容

2014年03月31日 05:30

野球

 メッツが松坂の開幕マイナーを決めた最大の基準は、メジャー契約のメヒアよりも「保険」として好都合なためだった。開幕6戦目の4月6日(日本時間7日)レッズ戦に登板予定のニースは左肘に不安を抱えている。メヒアを一度マイナーに落とすとルール上、10日間昇格させられなくなり、ニースが登板できない場合に代役を務めることができない。
 また、有望株ながら昨年に右肘を手術するなど故障がちのメヒアが、当初の想定以上に好結果を出したことも一因だ。チーム関係者によれば、現場の首脳陣は今季勝つための戦力として松坂を推したが、フロントが来季以降の将来性も踏まえてメヒアを選択した。

 松坂が「競争であって競争でないという感じ。それが僕の立場」と話した通り、マイナー契約の厳しさが如実に表れた。

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