小笠原「本当に幸せ者」両軍胴上げで引退、第二のガッツ育成へ

2015年09月22日 05:30

野球

小笠原「本当に幸せ者」両軍胴上げで引退、第二のガッツ育成へ
<中・巨>引退試合を終えた小笠原(中央)は両軍ナインから胴上げされる
セ・リーグ 中日0-4巨人
(9月21日 ナゴヤD)
 最後まで愛称通りの「ガッツ」あふれる全力プレーを見せた。引退試合となった中日・小笠原は「5番・一塁」で先発し、2回の第1打席は豪快な空振り三振。4回2死一、二塁では通算2120安打目となる遊撃内野安打を放ち、全力疾走で一塁を駆け抜けた。

 「初安打(97年)も内野安打(一塁ベースを強襲し記録は二塁打)。最後も内野安打。自分らしい」と照れ笑い。7回、現役最後の打席は左翼線の打球を亀井に好捕されたが「しっかり捉えられた」と代名詞のフルスイングで、19年間の現役生活に別れを告げた。

 花道に選んだのは7年間在籍した古巣との一戦。「思い切ってプレーしようと思った。ドラゴンズファン、ジャイアンツファン…みんなに最後を見届けてもらって幸せ」。7回の打席を終えると、戦友の巨人・高橋由と2人の愛娘から花束を贈呈された。

 試合後は両軍選手が集まって5度も胴上げをされ、「こんな経験をできる人はいない。本当に幸せ者」と目を潤ませた。今後は2軍監督か打撃コーチに就任することが確実。「第二のガッツ」育成が新たな使命となる。

おすすめテーマ

2015年09月22日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム