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阪神・横田 宜野座1号 今成「糸井さんに近いものを感じる」

2016年01月30日 09:07

野球

阪神・横田 宜野座1号 今成「糸井さんに近いものを感じる」
(右から)北條、中谷の前で宜野座1号を放った横田
 これ以上ないアピールになった。沖縄・宜野座で合同自主トレに参加した阪神・横田慎太郎外野手(20)が29日、フリー打撃でチーム一番乗りとなるサク越え弾。2016年、金本阪神の『宜野座1号』を放ってみせた。
 「しっかり自分のスイングをしようと思っていました。まだ(サク越えする)確率が悪いので、これからしっかり打っていこうと思います」

 第1組で打撃ケージの中に入ると、渡辺打撃投手が投げた、さっそく4球目だ。身長1メートル85、体重97キロ。将来の大砲候補らしく大きな豪快な力強いスイングから放たれた打球は、乾いた快音を残して右翼後方へグングン伸びていった。

 最終的には46スイングで5本のサク越えを記録したが、金本監督から「5、6年かけて、40発を狙えるように育てたい」と評価される大器はこの程度では満足していられない。

 間近で見ていた今成の、サービス無しの言葉が、より凄みを感じさせる。「すごい。あれだけ振れるのはいいんじゃないですか。ポテンシャルは(オリックスの)糸井さんに近いものを感じます。打撃のタイプは、糸井さんとも、(ソフトバンクの)柳田とも違う。横田は横田」

 今成は年明けにグアムで糸井、柳田らと合同自主トレを行ってきたばかり。球界を代表する強打者2人との比較でも潜在能力ではそん色ないという評価にも説得力がある。

 3年目で初めて1軍キャンプに抜てきされた、参加最年少の20歳は、初々しさも目立つためのアピール材料となる。「一番若いので、声だけは出していこうと思っていました」。ウオーミングアップやベースランニングでは、積極的に声を出した。それでも、練習後には「まだ緊張しています」。荒々しくて、うるさくて、元気があり余っていて…。せっかく与えられた沖縄スタートという大チャンスで、その可能性をガムシャラに示しつづけていくつもりだ。(柳澤 元紀)

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