まだキャンプ中なのに…T―岡田 福良監督から最後通告 1軍合流見送り

2016年02月10日 06:00

野球

まだキャンプ中なのに…T―岡田 福良監督から最後通告 1軍合流見送り
紅白戦の第2打席で遊飛に倒れるT―岡田
オリックス紅白戦 紅組0―0白組
(2月9日 清武)
 試練の時が訪れた。昨秋に痛めた左アキレス腱の状態を考慮され2軍調整中のオリックス・T―岡田が9日、福良監督から、早くも“最後通告”を突きつけられた。

 今キャンプ初となる紅白戦で白組の4番左翼で出場。2打数無安打だったが2回無死からの第1打席では中堅への大飛球。守備でも左翼と一塁を無難にこなした。状態は確実に上がっているが、指揮官の見方は違った。

 「(主力がいない)この中に入ったら、目立ってほしい。そういう意味で4番に置いた」

 若手主体のメンバーの中、動きが物足りなく映り、1軍合流を見合わせることも決めた。若手に対し「次の紅白戦(13日)までしかアピールする場はない。対外試合となれば、人数も減るから」と話したが、大砲も例外ではない。アピール失敗なら、対外試合での起用の優先順位は低くなる。

 厳しい言葉を受けた男は、紅白戦後すぐに屋内練習場へ向かい約2時間、特打した。「状態は上がってきていますが、まだ体のキレとかが物足りない。自分は練習してつかんでいくタイプなので、もっと練習して早く1軍に合流したい」。めでたいはずの28歳の誕生日にも、笑顔はなし。指揮官の言葉は大きな期待の裏返しでもある。奮起しなければ、未来は見えてこない。 (桜井 克也)

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