【東尾修大分析 第5戦】ジョンソンで落とせない広島 大谷の起用法に直結のハム

2016年10月27日 08:55

野球

【東尾修大分析 第5戦】ジョンソンで落とせない広島 大谷の起用法に直結のハム
<日・広>9回裏2死満塁、丸(9)が空振り三振に倒れて試合終了となり、ガックリの広島ナイン Photo By スポニチ
 【SMBC日本シリーズ2016第4戦 ( 札幌D )】 広島は9回に2死満塁と一打同点のチャンスをつくるなど、今季45度も逆転勝利した粘りを見せた。シーズン通りの戦いはできているのだし、一方的に流れを明け渡した印象を残さなかったことは大きい。ただ、絶対的な安定感を誇るエースのジョンソンが先発する第5戦は絶対に落とせない。勝った勢いで大声援が待つ広島に戻りたい。
 日本ハムは第5戦を獲れば、大谷の起用に融通性が増すのは間違いない。2勝3敗と追い込まれれば第6戦の先発は避けられないし、第7戦もDH制がないため代打待機になるだろう。だが、3勝2敗にすれば第6戦に大谷を先発させる必要はない。クライマックスシリーズ同様に大谷をベンチに入れて勝っている展開なら抑え、負けている展開なら代打起用ができる。もちろん第7戦にもつれ込んだらリアル二刀流での先発だ。9回に宮西がピンチを迎えたように、抑えの不安を大谷で埋めることができる。

 流れは日本ハムに傾きつつあるが、第5戦に勝利して王手をかけたチームが圧倒的に有利となるのは言うまでもない。

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