木田GM補佐 清宮大当たり〜“アミダばばあ”さんま師匠助言の「左」で

2017年10月27日 05:30

野球

木田GM補佐 清宮大当たり〜“アミダばばあ”さんま師匠助言の「左」で
清宮を引き当てた木田GM補佐(右)にお礼を言う栗山監督 Photo By スポニチ
 【プロ野球ドラフト会議=日本ハム1位・清宮幸太郎内野手(早実) ( 2017年10月26日 )】 黄金の左だ。7球団による競合。3番目に左手でクジを引いた日本ハム・木田優夫GM補佐(49)は、開封して「交渉権確定」の文字を見てこん身のガッツポーズを見せた。こんな姿、現役時代にも見たことがない。
 「(確定と)書いてあってくれ、と祈りながら見たけど、びっくりした。日本の宝になる選手だと思うので、よかった」。どよめく会場。栗山監督、そして吉村GMとがっちりと握手を交わした。あっと言わせるドラフト戦略を展開してきた日本ハムならではの、最高のサプライズがはまった瞬間でもあった。

 吉村浩GMは、過去5回全てのクジを外していた栗山監督を“解任”し、木田GM補佐に大役を託した。「去年の(ドラフト会場内の)テーブルの上で決めました。監督本人はやりたがっていましたけど、無理ですね」。昨年も2回連続で抽選に敗れたことを踏まえての決断だった。

 木田GM補佐は86年ドラフトで巨人の外れ1位。当時の王監督が亜大・阿波野(近鉄が指名)を外しての指名だった。31年後、ソフトバンク・王球団会長の前でクジ運の強さを発揮。神頼みは一切していない。ただ、昨夜のこと。親交の深い明石家さんまと会食してアドバイスを受けた。「クジといえばさんまさん。違うクジですけど」。さんまといえば、かつて人気番組「オレたちひょうきん族」で演じた「アミダばばあ」。右手か左手か。悩んでいたところ「さんまさんに“左手でいけ”って言われて、左手でいって良かった。僕の右手はもっていないですから」。御利益はてきめんだった。

 大谷が「4番・投手」で勝った10月4日に締めていたエンジのネクタイを着用した木田GM補佐。その大谷に続くスーパースター候補の清宮を引き当てた左手が、最高の輝きを放っていた。 (秋村 誠人)

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