中日1位のヤマハ鈴木博 160キロ目指す「1年目から40セーブ」

2017年10月27日 05:30

野球

中日1位のヤマハ鈴木博 160キロ目指す「1年目から40セーブ」
中日から1位指名を受けたヤマハ・鈴木博 Photo By スポニチ
 【プロ野球ドラフト会議=中日1位・鈴木博志投手(ヤマハ) ( 2017年10月26日 )】 中日から1位指名を受けたヤマハ・鈴木博は、堂々と宣言した。ゆったりとしたフォームから自己最速は157キロ。本格派右腕は笑顔で顔を丸くした。
 「球速は誰もが追い求められるものではないと思う。160キロを目指したいです」

 静岡県生まれの磐田東高出身。ヤマハの本社も浜松で「地元にたくさんファンがいるので嬉しい。親近感のある球団」と、指名を喜んだ。ナゴヤドームでの観戦経験はないが、同地には何度も足を運んでいる。イメージは「ラーメン横綱です」と東海エリアに多くの店舗を持つラーメン店を挙げて、笑わせた。

 弱冠20歳。250キロとチーム一の背筋力をバネに剛球を投げ込む。社会人の3年間で、体重は10キロ以上増の95キロに増やした。145キロだった直球は、9月末の侍ジャパン社会人代表合宿で157キロをマーク。ヤマハの美甘(みかも)将弘監督が「今はまだ“素材”」と話すように伸びしろは十分で、日本ハム・大谷ら史上6人しかいない公式戦での160キロ超えも夢ではない。

 主にクローザーを務めるが、体力がついたことで今夏から先発も任される。「先発、中継ぎ、抑えどこでもいけるようにしたい」と言いながらも、守護神への憧れは強く「1年目から40セーブを挙げられるくらい目標を大きく持ちたい」と具体的な数字を挙げた。

 中日は5年連続のBクラスに沈んだ。「自分が入ることで“投手王国”復活と言ってもらえるように頑張りたい」。まずは11月、ヤマハの2連覇が懸かる日本選手権に臨む。(神田 佑)

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