【伊東勤の野球論】我が強くなる前に教え込んだ炭谷&田村
2018年01月11日 09:30
野球
捕手は「いかに犠牲になれるか」に尽きる。自分のことは二の次、三の次で、投手、チーム、相手打線を最優先に考える。私も自分のことを考えられるようになったのは、正捕手として試合に出られるようになって3、4年たってからだった。
監督になってチームづくりをするとき、最初に捕手を決めた。捕手は監督の分身だし、そこが落ち着かないとチームも落ち着かない。西武では06年に高卒1年目だった炭谷を開幕捕手に抜てきし、ロッテでも高卒の若い田村を重用した。それは「捕手は我が強くなる前に教え込む」という持論から。大学、社会人で実績ある選手はいいところもあるが我も強い。捕手は頭が柔らかいうちに徹底して教え込むことが肝心だと思っている。
その点で炭谷も田村も純粋だった。5年間見てきたが田村も捕手らしくなってきた。今はイケイケからの転換期。今は苦労して苦労すればいい。
捕手に一番大事なのは構え方。安定感のある、投手が安心して投げやすい構え方をしないといけない。ソワソワしていると投手に伝わる。そして決してボールを後ろにそらさないこと。走者が三塁にいても投手が安心して変化球を投げられることが捕手には必要だ。
現役選手ではソフトバンクの甲斐、オリックスの若月あたりは成長している。とくに甲斐は昨秋に侍ジャパン(アジアプロ野球チャンピオンシップ)で接したが、性格の強さを持ちながら投手に対して謙虚さを感じた。
おすすめテーマ
2018年01月11日のニュース
特集
野球のランキング
-
広島・薮田、初開幕投手へ名乗り!野村&ジョンソンに“待った”
-
ヤク・ドラ3蔵本 愛称は“くらモン”「ファンの方も覚えて」
-
中日・小笠原 パワーカーブで飛躍へ「左で投げる人あまりいない」
-
西武ドラ5与座 牧田からサブマリン継承「いい結果報告したい」
-
-
牧田、大谷との対戦心待ち パドレス入団決定直後にメッセージ
-
ライアン 右肘手術後初のネット投球「怖さなく投げられた」
-
楽天 シャトルラン1位はドラ6西巻「全てで1位になりたい」
-
楽天ドラ2岩見、シャトルラン最下位 中1の平均にも及ばず
-
巨人ドラ1鍬原 一部別メニューで調整「焦らずゆっくり」
-
巨人ドラ5田中俊 開幕1軍滑り込みへ「挑戦できる体を準備」
-
阪神・秋山、主力の自覚 後輩へ口出す「気付いたこと伝えたい」
-
山崎康、今季は“サファテ流” 日本Sで衝撃「回またぎ挑戦したい」
-
阪神・呂彦青が来日 新人合同自主トレに異例の合流
-
藤浪、復活へ“開幕投手”!チーム初実戦2・7紅白戦登板も
-
清宮2・11米デビュー!アリゾナ春季キャンプでプロ初陣
-
清宮、練習後に即席サイン会 約200人が長蛇の列
-
ハム荒木2軍監督 清宮オーバーワーク防ぐ「ブレーキかける」
-
ハム・ドラ7宮台、テレビ持参せず 読書で雑念封印
-
阪神ドラ2高橋遥“亜大魂”でぶっちぎり 3000M走でV
-
阪神ドラ5谷川“好発進”も周回遅れ「最初の1周目だけでもと」
-
オリ、試練の春季キャンプ?2月27日まで対外試合組めず
-
オリ、ドラ1田嶋が緩めキャッチボール 福良監督も視察
-
ソフトBドラ3増田 「EQ japan」契約第1号で波乗る
-
DeNAドラ9山本祐がインフル NPB新人研修は全員欠席
-
ロッテ 新助っ人ドミンゲス獲得発表「長打で期待に応える」
-
楽天、春季CとOP戦でも星野氏献花台 中日はナゴヤ球場に設置
-
元ハム武田久が日通で始動「新鮮な気持ちで練習できた」
-
夏の甲子園でもタイブレーク採用 今春センバツから導入
-
センバツ入場行進曲は大会歌「今ありて」 93年以来2回目
-
宮台、49年ぶり東大から選出 学生野球表彰者発表
-
日体大が必勝祈願 今秋ドラフト候補の松本「ケガないように」
-
大谷80メートル遠投&250スイング 今月中旬にブルペンへ
-
ダイヤモンドバックス 中後をメジャーキャンプ招待選手に
-
モーノー引退 古巣ツインズ特別補佐に 06年ア・リーグMVP