雄星、2段モーション復活宣言「あのフォームでいく」 のびのび9年目初日

2018年02月02日 08:32

野球

雄星、2段モーション復活宣言「あのフォームでいく」 のびのび9年目初日
ブルペンど真ん中で投げ込む菊池 Photo By スポニチ
 無駄な力も、意識も存在しなかった。西武のエース・菊池がキャンプ初日からブルペン入り。7投手が並んだど真ん中で、右足を大きく揺らしながらためをつくり、立ち投げで25球、投げ込んだ。
 「2段(モーション)でしたけど、あのフォームでいくと思う。去年とはまた体の状態も違うし、戻すというよりも、もう一回つくるという形です」。昨季は2段モーション問題でフォームの修正を強いられながらも最多勝と最優秀防御率に輝いた。今季から2段モーションが反則投球にならなくなり、迎えた初日。「(ルールが)決まってから“じゃあ、やろうか”という感じ」と、のびのびと右足を使って、存分に軸足に体重を乗せた。

 現状維持よりも進化にトライする。「やったことのないことは不安だけど、楽しみの方が多い」。例年は1月初旬にブルペン入りしていたが、この日のマウンドからの投球は昨年のCS以来。菊池にとっては異例のスロー調整だが、米国で約1カ月半にも及ぶ武者修行で肉体強化に励んだ。「5、6割(の力)で投げるのは苦手だったけど、そこがクリアできた。9年目だけど、初日に関しては一番、気持ちよく投げられた」。今後は6日からの第2クールで捕手を座らせた状態での投球を開始する意向だ。

 既に2年連続の開幕投手が内定。「毎年、フォームをどうしようというのが2月1日のスタートだった。今年はフォームが固まっているスタート。いろいろなことにチャレンジしやすい」。日本球界屈指の左腕が、復活の2段モーションで最高のスタートを切った。(春川 英樹)

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