ドリス、お待たせ初実戦 出た!150キロ、宝刀フォークも陰りなし

2018年03月08日 05:30

野球

ドリス、お待たせ初実戦 出た!150キロ、宝刀フォークも陰りなし
<神・D>9回1イニングを抑えたドリス Photo By スポニチ
 【オープン戦   阪神1―3DeNA ( 2018年3月7日    甲子園 )】 ドタバタ続きだった阪神・ドリスが今春初実戦で不安を一掃した。本番同様、最終9回に登場し、先頭打者の柴田に対して最速150キロを2球計測して遊ゴロ。以降も危なげなく戸柱、中川を打ち取り、計13球で3者凡退に退けて堂々とマウンドを降りた。
 「相手チームの打者相手に投げるという一つのステップを踏めてよかったです。スピードガンは少し遅いと感じたが、自分としてはいい真っすぐを投げられた。肘も大丈夫です」

 登板予定だった2月21日の韓国・KIAとの練習試合を右肘の違和感のため大事を取って回避。「問題ない」と強調しても右肘は16年オフに手術を受けた箇所だけに一抹の不安もあった。さらに2日の甲子園球場での全体練習は腹痛で欠席。あれこれあって、初実戦がここまで伸びてしまった。

 来日3年目とあって注目度は意外に低くても昨季37セーブでタイトルを獲得したクローザーにもしもの事があれば、構想が根底から崩れる恐れがある。見守った金本監督は「これからスピードも上がってくると思うし、切れも出てくると思う。ちょっと寒い中で初登板というのも気の毒やったけどね」と胸をなで下ろした。

 チェックポイントの一つだったフォークで戸柱から空振りを奪うなど伝家の宝刀にも陰りはない。「フォークの落ちもグッドでした」と本人もニッコリ笑った。順調なら今季も再びクローザーを任される予定で、力強い待望の第一歩になった。

おすすめテーマ

2018年03月08日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム