“つなぎの4番”青木「打点こだわる」本塁打も「20本くらい打ちたい」

2018年03月30日 09:12

野球

“つなぎの4番”青木「打点こだわる」本塁打も「20本くらい打ちたい」
武士のような鋭い視線で集中力を高める青木 Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   ヤクルト―DeNA ( 2018年3月30日    横浜 )】 7年ぶり。ヤクルトのユニホームに袖を通した青木のシーズンが幕を開ける。復帰した小川監督に預けられた打順は、4番だ。開幕前日は横浜スタジアムのナイター練習で汗を流し、柵越えも放った。「気持ちも入ってきた」とすがすがしい表情を見せた。
 4番はメジャー移籍前年の11年クライマックスシリーズ以来。レギュラーシーズンでは10年4月22日以来、2899日ぶりとなる。打順へのこだわりを示すことはない。ただ、4番として果たさなければならないミッションは、十分に感じている。

 「打点にはこだわりたい。そのためには長打も必要なので(本塁打も)20本くらいは打ちたいね」。日米通算2058安打を放ち、安打製造機のイメージが強いものの、前回ヤクルト在籍時の07年には20本塁打を記録している。キャリアハイをイメージしながら、バットを磨いて舞台に立つ準備を整えた。

 1番は山田哲で、3番はバレンティン。30本塁打を期待できる2人の後ろをオープン戦から任せてきた小川監督は、狙いを説明した。「つなぎの4番という捉え方。1、2、3番が切れたときにまた青木から始まる。出塁率も高いし、ヒットも打つ。塁に(走者が)たまっているときにはポイントゲッターとしても機能してほしい」。“つなぎ”という言葉を用いながら、青木ならそれ以上の仕事ができると踏む。

 昨季、球団史上ワーストの96敗で最下位に沈んだチームを再起させるために帰ってきた。「日本に帰ってきたからではなく、これまでも毎年しっかりとした結果を残したいと思って(開幕を迎えて)きた。それは変わらない。日本に帰ってきて最初の一戦。久しぶりの日本のオープニングゲームを楽しみたいと思います」。高ぶりとともに迎える復帰戦。背番号23のバットが、ツバメを雄飛に導く。 (細川 真里)

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