【芝草宇宙氏 好素材チェック】大阪桐蔭・藤原 走攻守全てハイレベル

2018年03月30日 12:00

野球

【芝草宇宙氏 好素材チェック】大阪桐蔭・藤原 走攻守全てハイレベル
大阪桐蔭・藤原は走攻守三拍子揃ったドラ1候補 Photo By スポニチ
 【第90回選抜高校野球大会 】 出場36校が全て登場し、昨季まで日本ハムでスカウトを務めた芝草宇宙氏(48)が今大会の注目選手を挙げた。高校時代は帝京のエースとして春夏3度の甲子園に出場し、87年夏は2回戦・東北戦でノーヒットノーランを達成。日本ハム、ソフトバンクに所属し通算46勝をマークした同氏が独自の視点で分析した。
 今秋のドラフト戦線をにらむと、高校生野手では連覇を狙う大阪桐蔭の藤原と根尾が抜けた存在といえる。

 外野手の藤原は走攻守でトップレベル。高校生ですべてがそろう選手はそうはいない。右膝が万全でないようだが、全力でいくべきところは全力でいく。心意気もプロ向きといえる。根尾は投げてよし、打ってよし。まだ粗削りだが、ショートでしっかり守れるようになれば、ドラフト1位は間違いない。

 智弁和歌山の林は富山商との初戦こそ不発だったが、飛ばす能力があり、打球の角度もいい。長打力に秀でる日本航空石川の上田も魅力的だ。中央学院のエース・大谷は打者として広角に打ち分ける能力はあるが、ややミスショットが目立った。左打者に好素材が並ぶ中で、右打者では日大三の日置がいい。2年生では智弁和歌山の黒川や日大山形の渡部も目についた。

 投手では、明徳義塾の市川が群を抜く。右サイドから内外に投げ分ける制球力、球の強さ、ゲームメークと総合力が高い。今大会No・1だ。由利工の佐藤は球の質がよく、左右の打者を問わず内角をつける技術が光った。日大三の2年生・井上、昨年より球速がアップした彦根東の左腕・増居も楽しみな好素材といえる。

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