阪神ロサリオ 2軍初実戦で適時打「だいぶ良くなってきている」

2018年06月11日 05:30

野球

阪神ロサリオ 2軍初実戦で適時打「だいぶ良くなってきている」
<オ・神>初回2死、先制の適時打を放つロサリオ(撮影・後藤 正志)  Photo By スポニチ
 【ウエスタン・リーグ   阪神4―7オリックス ( 2018年6月10日    舞洲 )】 悩める主砲が再出発でいきなり快音を鳴らした。打撃不振で3日に出場選手登録を抹消された阪神のロサリオが10日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(舞洲)で2軍戦初出場。「4番・一塁」で先発し、初回2死三塁の第1打席で左前に先制打を放った。
 「だいぶ良くなってきていると思う」

 まだやるべきことがたくさんあるだけに、試合後は短いコメントを残しただけだった。それでも、早期に1軍復帰するためには内容はもちろん、結果も求められる。オリックスの2年目右腕・小林の2球目、真ん中低めのフォークをしっかり振り抜いた一打は、価値があった。

 当初は週明けの由宇での広島戦から参戦予定だったが「本人から出場したいと言ってきたから」と矢野2軍監督。先制打には「ストライクゾーンで打てたことが良かったね」と評価した。1軍ではボール球の変化球に手を出して三振する場面が目立ち、技術面以上に精神的に追い込まれているように見えたが、環境が変わり気持ちの面もリセットするいい機会になった。

 3回の2打席目は遊直。5回の第3打席は見逃し三振で3打数1安打。結果を伝え聞いただけの金本監督は「見てないからわからん」と評価をすることはなかった。不動の4番と目された大砲の不振で球団は緊急補強に動き、ナバーロの獲得が秒読み。ロサリオにも刺激にならないはずはない。1日でも早く本来の姿を取り戻し、新助っ人と共闘したい。

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