阪神・藤川、不運失点も粘投「傷口を浅くできたのはよかった」

2018年08月15日 08:00

野球

阪神・藤川、不運失点も粘投「傷口を浅くできたのはよかった」
8回1死満塁、野間のゴロを藤川が見送るも、フェアになり勝ち越し点が入る(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神7―4広島 ( 2018年8月14日    京セラD )】 阪神・藤川は不運な形で8試合ぶりの失点を喫した。同点の8回。2番の菊池から始まる難所を任された。1死から丸に与えた四球をきっかけに背負った満塁の窮地。野間をフォークで打ち取ったはずの当たり損ねのゴロは本塁からわずか5メートルほどを力なく転がり、一塁線の内側で止まった。処理しても送球は間に合わず、見送るしかない打球で一時勝ち越しを許した。
 気落ちせず、もう一度、立て直したのが数え切れない修羅場をかいくぐってきた経験のなせる業だ。さらに続いた満塁で西川をフォークで空振り三振、代打の新井を速球で見逃し三振に退け、最少失点で食い止めた。この粘投がなければ、直後の逆転劇もなかった。

 「こういう時期に、こういう戦いをしていたら、そういうことも起こりますしね。でも、少しでも傷口を浅くできたのはよかったですけど」。敗戦投手から一転して勝利投手。3勝目が付いたことよりも、チームが勝ったことがうれしそうだった。

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