広輔 歩む鉄人の道 4年連続フルイニングで「目標」鳥谷超え誓う

2018年12月08日 05:30

野球

広輔 歩む鉄人の道 4年連続フルイニングで「目標」鳥谷超え誓う
ホテルから見えるハワイの景色を背にポーズを決める田中 Photo By スポニチ
 優勝旅行に参加する広島・田中広輔内野手(29)は6日(日本時間7日)、ハワイで4年連続のフルイニング出場を誓った。現在は568試合連続で、来季も完走すれば広島の大先輩・衣笠祥雄氏が記録した678試合を超える。目標と公言する同じポジションを守る阪神・鳥谷の667試合を通過点として、遊撃手史上最強の鉄人を目指す。
 「鳥谷さんの遊撃での4年連続フルイニング出場を目標にしてきた。そこは意識しながらやりたい。(衣笠氏の記録も)全部出られれば達成できるので、それも頭に入れて。1試合1試合積み重ねて来年も全試合出られるようにしたい」

 今季、何度か記録が止まりかけた。4月17日のヤクルト戦、右手甲への死球で、その場にしばらく倒れ込む激痛でも出場を続けた。8月8日の中日戦では、右膝に死球を受けて担架で運ばれる場面もあった。

 「今年は危うい死球が2つほどあって目一杯になったこともあった…。数字が残っていないのであまり納得はしていないけど、レギュラーとして試合に出るのは当たり前」

 もちろん出場を続けるには、安定した成績が必須だ。今季は、8月14日のDeNA戦で4三振を喫した翌日から、1番からの降格を味わった。「1番として数字を残していかないといかない」。田中の本領を考えれば、今季の打率・262からの上積みは十分に可能だろう。

 今はハワイでしばしの休息。「リフレッシュと家族サービス。やっぱりいいですね」。今オフは巨人の弟・俊太と沖縄で自主トレを行う。「下半身が大事だと思うので、もう1回下から鍛えたい。年を取ると足が動かなくなってくる。走り込みもいつもやっているけど、考えながらやっていきたい」。まずは地道な基礎作りから、“鉄人列伝”に名を刻む道が始まる。

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