阪神・新助っ人ロハス 2軍広島戦で公式戦1号&3安打2打点の大暴れ

2019年05月02日 05:30

野球

阪神・新助っ人ロハス 2軍広島戦で公式戦1号&3安打2打点の大暴れ
<ウエスタン 広・神>3回、公式戦1号となる2ランを放った阪神・ロハス(撮影・中澤 智晴) Photo By スポニチ
 【ウエスタン・リーグ   阪神6ー0広島 ( 2021年5月1日    由宇 )】 阪神の新助っ人、メル・ロハス・ジュニア外野手(30)が1日、ウエスタン・リーグの広島戦(由宇)に「3番・左翼」で初めてフル出場し、3回に公式戦1号となる2ランなど3安打2打点と存在感を示した。矢野燿大監督(52)は1軍昇格時期について明言しなかったが、遅れてきたR砲の調整は順調そのものだ。
 由宇の強風に負けないライナーだった。左打席から放たれた打球はグングン伸びた。122メートルの中堅フェンスを越え、バックスクリーン手前に着弾した。

 「感触はとても良かったよ。自分が理想とするスイングができていたと思う」

 3回1死一塁、ロハスは1ストライクから広島の先発右腕・田中法の低めの直球をとらえた。豪快な中越え2ラン。4月23日、Honda鈴鹿との練習試合で左腕から右打席で本塁打を放ったが、2軍戦5試合14打席目で生まれた公式戦1号は来日初の左打席弾だ。

 パワーだけでなく、うまさも発揮した。初回1死一塁では外角低めの速球に逆らうことなく左中間へ運ぶ二塁打。8回先頭の第4打席では今村の外角やや高めの速球を、コンパクトなスイングで左前にはじき返した。ここで足も魅せた。続く井上のフルカウントで二塁へスタート。中越え二塁打のランエンドヒットとなるやヘルメットを飛ばして激走し、本塁生還を果たした。

 「最近は左打席でのタイミングがズレていた」と左打席で3試合連続無安打だったが、この日の3安打で修正完了。初のフル出場も果たし、誤算は打球が飛んでこなかった左翼守備ぐらいだろう。冗談交じりのコメントにも余裕が感じられた。

 「凄く充実感はあるよ。コンディション的には、良いんじゃないかと思う。久しぶりに9イニング、プレーしたから少し疲れたけどね。特にこの球場はベンチからレフトまでが遠かったから」

 甲子園でR砲の活躍を伝え聞いた矢野監督は「成績を残してもらうことが上げる材料にはなる」と評価しつつも、マルテ、サンズが好調なだけに「現状ではどうこうっていうのは言いにくいなあ」とうれしい悲鳴を上げた。

 「シーズンを通して一軍で戦う準備を、着実におこなっている途中」とロハス。きょう2日の同カードも指名打者で出場予定。甲子園で暴れる準備は、着々と整いつつある。(中澤 智晴)

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