ソフトB・武田 令和初退場…楽天ウィーラーに危険球「厳しく投げなければ、という気持ちが強く」

2019年05月02日 05:30

野球

ソフトB・武田 令和初退場…楽天ウィーラーに危険球「厳しく投げなければ、という気持ちが強く」
2回無死一塁、ウィーラーに死球を出し危険球で退場になった武田(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク0-9楽天 ( 2019年5月1日    ヤフオクD )】 まさかの降板で令和初戦を飾れなかった。2回無死一塁。ソフトバンク・武田がカウント2―2から投じた5球目、147キロの直球が楽天・ウィーラーのヘルメットのつば付近に直撃。ヘルメットは回転しながら吹っ飛んだ。午後6時21分、わずか26球で危険球退場となった。
 「インコースに厳しく投げなければ、という気持ちが強くなりすぎてしまい、ボールが抜けてしまった。当ててしまったウィーラー選手に本当に申し訳ない。大事に至らなくて良かった」

 緊急登板した川原は1死一、二塁からブラッシュに先制の適時二塁打を許し、オコエにも適時打を浴びて計3点を奪われた。4番手の加治屋も4失点するなど、今季チームワーストの9失点。武田は「調子は良かったけど、それだけにもったいない。チームにも迷惑をかけて申し訳ない」と肩を落とし、工藤監督は「(武田の立ち上がりは)良かった。ビハインドの試合もある。お互い持ちつ持たれつ」と振り返った。

 この日はあす3日開幕の「博多どんたく港まつり」にちなみ「どんたく博多デー」として開催された。来場者全員にプレゼントされたオリジナル応援しゃもじの音の後押しも届かず、今季4度目の零敗。試合後に博多手一本締めのリズムに合わせて打ち上がった花火と花自動車の電飾もむなしかった。「今日は終わったので、また明日。常に前を向いていく」と指揮官。誤算続きの令和スタートで2位・楽天に0・5ゲーム差に迫られた。

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