創価大・望月 2回完全の好救援 難病乗り越え

2019年06月10日 13:00

野球

 【全日本大学野球選手権1回戦   創価大6―1大工大 ( 2019年6月10日    東京ドーム )】 創価大が大工大を下して初戦を突破した。154キロ右腕の杉山晃基投手(4年、盛岡大付)と望月大希投手(4年、市船橋)のドラフト候補リレーで1失点に抑えた。
 望月は8回を2回完全と好リリーフを見せた。リーグ戦では杉山とともに先発ローテを担ったが「自分の仕事をするだけ、と思っていた。初回からいける準備はしていた」と準備は万端。速球を軸にきっちりと試合を締めた。

 昨年1年は体調不良との戦いだった。検査で異常値が見つかったが原因がわからず、ドクターストップ。「体は動くのに練習できなくてもやもやしていた」と振り返る。病院をまわり、難病「IgA腎症」と判明。扁桃腺に原因があるとわかり手術したところ快方に向かい、本格復帰を果たした。「不安だったが周りの人に支えてもらった。練習も思い切りやれて、全国でも不安なく投げられたことがうれしい」と振り返った。

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