おかわり400号!“脱力打法の男”が11年球宴でフルスイングした理由

2019年07月20日 09:15

野球

おかわり400号!“脱力打法の男”が11年球宴でフルスイングした理由
11回1死、通算400号をサヨナラ本塁打で決めた中村はボードを手にファンの歓声に応える(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   西武5―4オリックス ( 2019年7月19日    メットライフD )】 【記者フリートーク】力を入れず脱力で打つ。西武・中村の握力は40キロを超えるくらいで成人男性の平均握力約50キロに及ばない。昨季の本塁打王・山川は倍の80キロを超える中で脱力打法は大阪桐蔭時代に「いいな」と感じたものだ。
 しかし、そんな中村が力を入れて本気のフルスイングをしたことがある。11年のオールスターだ。その年は東日本大震災が起こった年で「球宴だったし、ちょっとでもみんなに元気になってもらえれば」と豪快に振った。先発出場した第2戦(QVCマリン)では第1打席から2打席連続本塁打でMVPを獲得した。宮城での第3戦は途中出場で凡退したが、中村にとっても大切な思い出の一つだ。(西武担当・武本 万里絵)

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