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智弁和歌山 近畿大会出場王手、高嶋名誉監督の孫・奨哉が公式戦初アーチ

2019年09月26日 13:34

野球

智弁和歌山 近畿大会出場王手、高嶋名誉監督の孫・奨哉が公式戦初アーチ
<智弁和歌山・和歌山商>3回、左越えに公式戦初アーチとなるソロ本塁打を放ち笑顔でホームインする智弁和歌山・高嶋奨哉 Photo By スポニチ
 【令和元年度秋季近畿地区高校野球大会和歌山県二次予選 準々決勝   智弁和歌山8―4和歌山商 ( 2019年9月26日    紀三井寺 )】 5季連続で甲子園に出場している智弁和歌山が近畿大会出場に王手をかけた。2回までに7点を奪って主導権を握ると、3回先頭の代打で登場した高嶋仁名誉監督(73)の孫・奨哉(1年)が公式戦初アーチとなるソロ本塁打を左越えに叩き込んだ。
 満面の笑みをたたえて本塁にかえってきた。和歌山商の2番手・左腕の宮田率生(2年)の投じたカウント3―1からの高めの直球を強振。「(打った瞬間に)いったと思いました」と、芯で捉えた打球は大きく弧を描いてフェンスを越えた。1年生の記念すべき一発にベンチも大盛り上がり。ナインや中谷仁監督(40)にハイタッチで迎えられ「気持ち良かった。いつチャンスがくるかわからない中で準備をして打てた。このまま打ち続けてレギュラーをつかみたい」と白い歯をこぼした。

 物心ついた頃から「智弁和歌山」は憧れの存在。祖父の采配はもちろん、偉大な先輩たちの背中を間近で見てきただけに「智弁に入って活躍できたことがとてもうれしい」と言葉に実感がこもる。目標の選手は前主将の黒川史陽。18年選抜大会準々決勝の創成館戦でサヨナラの2点二塁打を放ったのを見て、勝負強さに魅了された。ともに白球を追いかけた期間はわずかだったが、打席での対応の仕方など助言も受けた。黒川が常々口にしながら果たせなかった全国制覇の夢は、自分たちがかなえるつもりだ。

 選抜大会出場への重要な参考資料となる今秋の近畿大会への出場枠は、今年度の和歌山は2。「追い込まれてもヒットでつないだり、勝負強いバッティングをしていきたい」。6季連続の甲子園出場へ、強力な1ピースとして高嶋が名乗りを上げた。

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