監督、部長解任の横浜野球部 校長が部長兼務を発表「部を身を挺して守りたい」

2019年09月30日 15:13

野球

監督、部長解任の横浜野球部 校長が部長兼務を発表「部を身を挺して守りたい」
取材に応じる横浜の葛蔵造校長 Photo By スポニチ
 暴力、暴言問題で野球部の監督と部長を解任した横浜高は30日、葛蔵造校長(61)が野球部の新部長に就任すると発表した。就任は10月1日付。
 26日に一部報道で問題が発覚後、野球部は練習を自粛していたがこの日、神奈川県内の同校グラウンドで練習を再開した。葛校長はナインに自らが新部長を務めることを通達し「来年夏まで力を落とさずに甲子園を目指そうと。一丸になろうと生徒には伝えた」と話した。

 報道陣の取材にも応じ、今回の件について「まずはお騒がせして申し訳ない。監督、部長を信じていたが、若さゆえということなのか残念に思っている」とし、今後報告がまとまった段階で神奈川県高野連へ報告する見通しを示した。

 部長兼務を決めた経緯として「校技として野球にはずっと力を入れてきている。そういう部なのでなんとか身を挺して守りたい」とした。部長兼務は暫定的な措置で、来年4月までをメドに新体制を固めたい考え。校長の職務もあるが「生徒の活動をよく見て、ケアやコミュニケーションをとっていきたい」とした。

 再発防止に向けては「もう今の時代は精神論、根性論ではない。学校としてもグローバル化を打ち立てて、来年には共学化を控えている。部活動の見直しやコーチングの新しい考え方、トレーニングを導入していきたいと思っている。また一般生徒も含めて、目安箱のように声を拾えるシステムを整えたい」とした。

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