広島・安部、外野志願 出場機会増やすべく3年ぶりのチャレンジ
2019年10月12日 05:30
野球
![広島・安部、外野志願 出場機会増やすべく3年ぶりのチャレンジ](/baseball/news/2019/10/12/jpeg/20191012s00001173075000p_view.jpg)
「自分から昨日(10日)、広瀬さんに言いました。どうすれば数多く試合に出て、チームに貢献できるか。外野守備もできれば幅が広がるし、打席にも立てると思うので」
昔取ったきねづかだ。外野では、すべて左翼で通算6試合に出場。12年10月7日のヤクルト戦では先発にも名前を連ねた。最後は16年5月13日の中日戦。9回に代打出場し、そのまま左翼守備へ。以来3年ぶりのチャレンジ。広瀬コーチは言う。
「バリエーションの一つ。複数のポジションが守れれば試合に出る可能性が増えるし、安部にもチームにとってもプラスになる」
今季は出場114試合で打率・254、8本塁打、28打点。「不完全燃焼だった」と反省した通り、自己最多の本塁打以外はモノ足りない。打撃が安定しないため、後半はサードでの先発が減り、代打や一、二塁守備のバックアップを務めた。
「野球以外のことに引っ張られ、技術よりもメンタル、考え方にムダが多かった。ボクの弱さだと思う」
3年前の17年は規定打席に初到達し、リーグ4位の打率・310をマークした実力者。だが、調子の波は激しい。「いい感覚が芽生えても、試合に出ないと試せない」悪循環を断ち切るためにも、出場機会を増やす取り組みが不可欠だった。
佐々岡新監督も「外野をやりたいという話は守備走塁コーチからあった。秋なので、いろいろチャレンジしてもいいと思う」と理解を示す安部のチャレンジ。だからといって、最終目標そのものを変えたわけではない。
「サードの定位置を獲りにいく。そのスタンスは変わらない」
打たないと試合には出られない。そのためにも幅を広げたい。もがく30歳。収穫の秋は始まったばかりだ。(江尾 卓也)
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