日本ハム・杉谷、残留決め手は「北海道の皆さんの温かい声援」 背番号は“死守”宣言
2019年10月12日 05:30
野球
![日本ハム・杉谷、残留決め手は「北海道の皆さんの温かい声援」 背番号は“死守”宣言](/baseball/news/2019/10/12/jpeg/20191011s00001173537000p_view.jpg)
「北海道の皆さんの温かい声援が(残留の)決め手。これからもその声援の中でプレーしたいと思ったので、(チームに)残る決断をした。生涯ファイターズでやれるように、存分に個性を出してプレーしていきたい」
すでに権利取得時から残留する方向で気持ちが固まっていたため、この日の球団との交渉時間はわずか30分。予定には組まれていなかった会見も急きょ行うことになるなど、球団のフットワークの軽さを間近で見て「やっぱり、ファイターズが好きだな、と思いました」と笑った。
入団テストを経て08年ドラフト6位で入団。今季までの11年間で一度もレギュラーに定着していないが、両打ちで内外野も守れるユーティリティー選手として地位を確立した。今季は83試合に出場。5月23日の楽天戦では史上19人目となる左右両打席での本塁打を記録し、お立ち台では「スギノールとして頑張る」と、かつての助っ人で計9度も同記録を達成したセギノールと自身を引っ掛けたトークで盛り上げた。
現在の背番号は2。来季から入閣する小笠原氏が現役時代に背負った番号でもあり、交渉前には元同僚でカブスのダルビッシュから「俺なら問答無用で(球団に)返すけどな」と連絡が入った。交渉役の吉村浩GMからも冒頭で「背番号、どうする?」といじられた。
これには杉谷も危機感を募らせ「はいつくばってでも(球団と小笠原コーチに)認めてもらえるよう努力します」と決意。あらゆる面で4年ぶりの優勝に貢献し、背番号も死守する。(山田 忠範)
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