“落合博満伝説”本人が真相告白 エースの決め球狙い打ち?バット0・1ミリの違いに気づいた?
2019年12月29日 22:01
野球
山田氏が「落合というバッターは、その投手が持っている一番いい球をいかに打つかと考えていた。練習をしてエース級の決め球を攻略したのが落合」と証言すると、落合氏は「投手の決め球を待っていたというのは、その通りです。投手は自分のウイニングボールで三振をとることを求めている。内野ゴロや外野フライでアウトをとることを良しとしていない。ということは、2ストライクと追い込まれたら、次は決め球しかこない。これを打つか打たないか。打てば投手との関係が生まれる」と語った。
また、中日時代の番記者だった北辻利寿さんが落合氏の凄さを証言。打席に立つ時は素手でバットを握っていた落合氏が、ある日、バット職人がつくったバットを受け取った時に「バットが太いよ。ノギス(0・05ミリ単位まで測れる測定器)で測ってみて」と指摘。すると微妙にノギスがずれていて、0・1ミリ太かったという。
落合氏は0・1ミリの違いに気づいた驚異の感覚について「バットが届いた時は、握る時間を決めていた。朝届いたから朝握るわけじゃない。朝は手がむくんでいるから。午後になって4時、5時ぐらいは手の感覚が普通になっている。バットを握る時は午後4時なら午後4時と時間をきっちり決めていた。同じバットでも朝と午後では感触が違うから」と説明。
MCの副島萌生アナが「そこまで繊細に…」と驚くと、「これが俺の道具で、メシの種だから。道具を大事にしなかったらどうするのよ」と語った。
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