ソフトB・マッチ2発!初回バレとアベック弾で10点快勝けん引 ライトへ「熱男~!」

2020年03月11日 05:30

野球

ソフトB・マッチ2発!初回バレとアベック弾で10点快勝けん引 ライトへ「熱男~!」
巨人とのオープン戦の4回1死一、二塁、左越え本塁打を放った松田宣(撮影・中村達也) Photo By スポニチ
 【オープン戦   ソフトバンク10―2巨人 ( 2020年3月10日    ペイペイドーム )】 早くファンに届けたい――。ソフトバンクは10日、巨人とのオープン戦に10―2で大勝した。初回にウラディミール・バレンティン外野手(35)が3ラン、松田宣浩内野手(36)がソロを放ち、初のアベック弾が完成。松田宣は4回にも3ランを放ち、3安打4打点の活躍を見せた。新型コロナウイルス感染拡大の影響でシーズン開幕が延期となったが、一日でも早い終息を願って調整に集中する。
 初回、1番・牧原から5番・松田宣まで5連打で5得点。昨年の日本シリーズで4連勝した巨人をいきなり圧倒した。ベンチの盛り上がりが最高潮に達したのは中軸のアベック弾だ。4番・バレンティンが無死一、三塁で先発・戸郷の149キロ直球を仕留める。バックスクリーンへ3ランを叩き込むと、松田宣も初球の149キロ直球を捉えて左中間ソロで続いた。

 「最高の本塁打。しっかりと打てて良かった。しっかりと球の見極めもできている」と2四球も含め全3打席で出塁したバレンティンは自画自賛だ。松田宣も「続けて打てたのは最高。自分もバレンティンも30本塁打を目指している。お互いに切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」とうなずいた。

 バレンティンは1日の阪神戦以来となるオープン戦2号。ベンチ前で「パーティー・ピープル」と名付けた本塁打パフォーマンスを披露すると、松田宣もおなじみの「熱男」コールで続き、新助っ人は「本当に自分が打ったくらいうれしかったよ」と興奮していた。

 バレンティンの加入が、打線に相乗効果をもたらしている。「バレンティンの打席での集中力は凄い。勉強になる」と松田宣。3回の第2打席に右前打を放ち、4回にはオープン戦3号の左越え3ランを放った。3安打4打点の大暴れ。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開幕が延期となり、この日も無観客でオープン戦は行われたが、いつもは鷹党が陣取る右翼席へ向かって「熱男」コールを叫んだ。

 松田宣は「本塁打はファンを喜ばせる最高の形」と話し、「ファンを喜ばせる瞬間まで準備したい」と頼もしく語った。球場に歓声が戻ってくる日のために、今は目の前の一球に集中する。

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