広島・堂林 8年ぶりの2桁本塁打も喜び半減の完敗 最短23日にも自力優勝消滅の可能性

2020年08月21日 05:30

野球

広島・堂林 8年ぶりの2桁本塁打も喜び半減の完敗 最短23日にも自力優勝消滅の可能性
<広・D(11)>5回1死、左越えにソロ本塁打を放った堂林はナインに迎えられる (撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島1-10DeNA ( 2020年8月20日    マツダ )】 待望の節目も喜べない。広島・堂林は、0―3の5回1死からピープルズのカーブを左翼ポール際に運ぶ10号ソロとした。
 「キャンプのときから肩口からの変化球に課題があった中でいい反応で打てた。自分にとっては大きな一本」

 高卒3年目の12年に、144試合の全試合に出場して14本塁打を放って以来8年ぶりの2桁本塁打に到達した。「今年は数字の目標を立てていない。目の前の打席に集中するだけ」。チームの得点が自身のソロのみでは、表情はさえなかった。

 久々のコンビでも喜べない。今季未勝利のK・ジョンソンの女房役は、正捕手の会沢から、昨季まで専属捕手として57勝を積み上げた石原慶に変更された。佐々岡監督が「流れを変えるため」と下した決断。4回に4安打を集中されて3失点し、6回無死二、三塁からの暴投で計4失点。5回1/3、113球と本来の姿を取り戻せず、開幕から8戦未勝利と解決しなかった。

 そして、喜べない現実が迫る。今季最悪に並ぶ借金7となり、最短で23日にも自力優勝の可能性が消滅する。21日からは、本拠地で首位・巨人との3連戦。指揮官は「地元でこういう結果になった。明日からの3連戦を集中してやるだけ」と下を向かなかった。 (河合 洋介)

 ▼広島・石原慶(今季初先発もK・ジョンソンを今季初勝利に導けず)何とか勝てるように、少しでも力になってあげたいという思いだった。残念な結果になった。

おすすめテーマ

2020年08月21日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム