近鉄出身のヤクルト・坂口が地元・兵庫で通算1500安打達成 先輩・岩隈引退表明の日に

2020年10月19日 19:00

野球

近鉄出身のヤクルト・坂口が地元・兵庫で通算1500安打達成 先輩・岩隈引退表明の日に
<神・ヤ> 4回無死一、二塁、通算1500本安打を達成した坂口(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   ヤクルト―阪神 ( 2020年10月19日    甲子園 )】 ヤクルトの坂口智隆外野手(36)が史上129人目の通算1500安打を記録した。「5番・右翼」で先発出場。0―0で迎えた4回無死一、二塁の第2打席で阪神・ガンケルから左前に運んだ。
 記念の花束を渡すシーンでは、タイガースガールズが間違って二塁走者の村上に持って行くハプニングに一塁上で坂口も笑みを浮かべた。先制打となる一打で節目の数字に到達し、記念のボードを手に、ファンに帽子をとって一礼した。

 昨季は左手親指を骨折するなど、22試合の出場にとどまったが、今年はこの試合で99試合目の出場。高津監督も昨季は2軍監督としてリハビリに取り組む姿を見てきただけに「2軍で凄く苦しんでいた。(今年は)よく頑張っている」と話していた。

 巨人・岩隈が19日に引退を表明。04年オフにオリックスと球団合併で消滅した近鉄出身のプロ野球選手は、ヤクルト・近藤一樹投手(37)と坂口の2人だけになった。坂口は神戸国際大付から02年ドラフト1位で近鉄入団。合併後はオリックスで11年間プレーしたが、近鉄で過ごした03、04年は1軍で計8試合に出場。当時エースが岩隈で、坂口は「人間的にもすばらしくこんな人になりたいと感じたのが一番の思い出」と引退を惜しんだ。

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