西川 日本ハム残留決定的!コロナ禍でメジャー移籍市場停滞、交渉難航
2021年01月03日 05:31
野球
メジャーの大物FA外野手も軒並み移籍先が決まっていない。西川とタイプが違うが、通算174本塁打のスプリンガー(アストロズからFA)、昨季本塁打王&打点王の2冠に輝いたオズナ(ブレーブスからFA)らの去就も未定。無観客開催の影響で各球団は財政的に苦しく、交渉期限のあるポスティングシステムを利用する西川には逆風だった。
複数の球団が獲得に興味を示していた。アストロズのダスティ・ベーカー監督は1番打者と外野手の補強方針を示し、高い出塁率とスピードが武器の選手を希望。昨季出塁率・430を記録し、盗塁王3度を誇る西川は、当てはまる存在だった。米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」はツインズやフィリーズで活躍し、通算211盗塁を誇る外野手ベン・リビアに似たタイプと分析した。しかし、同僚の有原がレンジャーズと2年契約で合意したのとは裏腹に、日本通算287盗塁のスピードスターに吉報は届かなかった。
西川は昨年12月のトークショーで「(メジャーに)行かないと得られないものはいっぱいある。成績を残せなかったとしても、それが失敗じゃないと思っている」とメジャー移籍への思いを力説。さらに「(多くの)お金をもらえなかったとしても、お金以上のものを絶対に持って帰ってこられる。自分の可能性をもっともっと信じてやっていきたい」と覚悟も示していた。
熱い思いはいったん、胸の奥へとしまう。16年以来5年ぶりの日本一に向け、日本ハムでのプレーにぶつける。
≪「実現せず」9例目≫日本選手がポスティングシステムでメジャー移籍が実現しなかったケースは、過去に8例(7人)。西川は9例目となる。19年オフには広島・菊池涼介が同様に米球団との交渉がまとまらず、20年1月3日の期限を待たずに12月27日、残留を表明した。02年オフに入札球団がなかった大塚晶則(現・晶文)は、翌03年オフにパドレスへポスティングで移籍。岩隈久志、中島裕之(現・宏之=巨人)は入札球団との交渉が合意に至らず、1年後、海外FA権を行使して移籍を果たした。
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