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プロ野球 シーズン中にワクチン接種へ 専門家「試合前日は避けて」

2021年01月26日 05:30

野球

 プロ野球とJリーグ合同の新型コロナウイルス対策連絡会議が25日にオンラインで行われ、シーズン中にワクチン接種を目指す方向が確認され、タイミングなどが議論された。
 ワクチン接種は2月後半から医療従事者や高齢者ら優先で始まる見込み。専門家チーム座長の賀来満夫氏は「打つのは4月以降、5月とか、ペナントが始まって以降になる。試合の間隔と打つタイミングがあり調整が必要になる」と指摘した。

 同チームの三鴨広繁氏は接種した部位の局所反応や、全身倦怠(けんたい)感が出る事例を報告。「そうした有害事象は3日ぐらいで消失するもの。例えば(試合の)前日に接種するのは避けていただくのが望ましい」と指摘した。

 副反応の影響も考慮すれば、一斉接種は難しい。開幕後は休みも少ない。時間が空くのは交流戦明けで予備日の6月14~17日の4日間か、東京五輪中断期間の7月19日~8月12日の3週間ぐらい。仮に日曜日のデーゲーム後に接種すれば、試合のない月曜日を挟み、火曜日のナイター開始まで48時間前後が確保できる。しかし、それが十分かどうかは個々の選手により異なるだけに、慎重な判断が求められる。政府の分科会のメンバーでもある舘田一博氏は「接種の優先順位でスポーツ選手は議論されていない。一般と同じ順番」と強調した。(後藤 茂樹)

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