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日本ハム18年ドラ1・輝星、2位・野村が対決 27球中安打性4本も決着はつかず?

2021年02月05日 05:30

野球

日本ハム18年ドラ1・輝星、2位・野村が対決 27球中安打性4本も決着はつかず?
打撃投手を務めた吉田と対決した野村(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 日本ハムの18年ドラフト1、2位の対決が実現した。日本ハムは春季キャンプ第1クール最終日の4日、18年ドラフト1位の吉田輝星投手(20)が今春キャンプで初めて打撃投手として登板。同2位の野村佑希内野手(20)を相手に27球を投げ、19スイングで安打性の当たりを4本に抑えた。しかし、両者の勝敗を巡って意見がぶつかり、ライバル意識をのぞかせた。
  同僚とはいえ、同じ高卒3年目。将来の投打の軸として期待される若武者が投本間で対峙(たいじ)した。1年目のフリー打撃以来となった対戦は、27球(見逃しストライク1球、ボール球7球)を投げ、19スイングで柵越えはなく安打性は4本。トータルで見れば吉田に軍配かに思われたが、野村が異議を唱えた。

 「打たれたら後でブーブー言われる。楽しかった」と勝ち誇った吉田に対し、野村は「柵越えもなかったので、勝敗をつけるなら僕の負け」と一度は引き下がったかに見えたが「でも」と続けた。1、2、4球目は安打性の打球を放ったとあり「試合なら1球目で安打を打っている。4打数3安打なので試合なら僕の勝ち」と負けず嫌いな一面をのぞかせた。

 最初の4球で安打性の打球が続いたとあり、吉田のギアが入れ替わった。「いい当たりをされ始めたので、力を入れない感じでちょっと(力を入れて)ピッて投げた」。吉田としては気づかれないように投げたつもりだったが、野村は「全然気づきました。最初は打てていたのに急に差し込まれ始めた。明らかに後半は球が速かった」と吉田が本気モードになったと証言した。

 1年目の2軍キャンプ以来の対戦。この時は吉田が「心を折ってやる」と宣戦布告して臨んだが、安打性は1本ながら25球中14球がボール球で「ストライクが入らなくてこっちの心が折れそうだった」と完敗を認めていた。吉田が先発する7日の紅白戦では再戦の可能性もある。「負けたくない気持ちはある」と野村が言えば、吉田も「試合なので全力で」と闘志を燃やす。まだまだ続く2人のライバル物語。次回の対戦に注目が集まる。(東尾 洋樹)

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