日本ハム・金子 「先発」へ修正スライダー手応え、栗山監督「さすが」

2021年02月24日 05:30

野球

日本ハム・金子 「先発」へ修正スライダー手応え、栗山監督「さすが」
<練習試合 日・楽>4回から登板した金子(撮影・高橋茂夫) Photo By スポニチ
 【練習試合   日本ハム0―2楽天 ( 2021年2月23日    名護 )】 今季先発に専念する日本ハム・金子が先発ローテーション入りへ前進した。楽天との練習試合で実戦初登板。4回から2イニングを投げ、無安打無失点、2奪三振と貫禄を見せた。
 「割とすんなり試合に入れた。しっかりストライクゾーンで勝負もできた」

 テーマの一つがスライダーだった。4回1死走者なしで茂木を迎えた場面。フルカウントからの9球目だった。外角から曲げるつもりだったスライダーが引っかかって内側に入ったが、昨季打率・301をマークした巧打者から空振り三振。「曲がりは悪くなかった。シーズン中も使える」とうなずいた。

 キャンプ中の投球練習の際にハイスピードカメラでスライダーの回転を確認したところ、通常のスライダー回転ではなく(回転軸が球の進行方向に向く)ジャイロ回転となっていた。ジャイロ回転すると変化量が小さくなるそうで「修正して、打者に対してどれくらい投げられるかの感覚をつかみたかった」と狙いを説明した。

 日本ハム移籍3年目で初めて先発に専念する。14年に沢村賞を獲得した37歳右腕は「先発で投げる不安はない」とし「オリックス時代みたいに必ず枠が1つあるわけではない。しっかり結果を出して勝ち取りたい」と意気込む。栗山監督も「状態がよく見えていた。そのままだったね。さすが」と絶賛した。

 昨季チーム最多タイ8勝を挙げたバーヘイゲンら外国人投手の来日の見込みが立っていない。開幕投手を務める上沢以外の先発陣は手薄な状況。経験豊富な金子に懸かる期待は大きい。(東尾 洋樹)

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