阪神・佐藤輝は「足」も武器なんです 今季2個目の盗塁決め、9回の3得点を「演出」

2021年04月11日 05:30

野球

阪神・佐藤輝は「足」も武器なんです 今季2個目の盗塁決め、9回の3得点を「演出」
<D・神>9回1死一塁、阪神・佐藤輝は二盗を決める(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神4ー0DeNA ( 2021年4月10日    横浜 )】 場外弾の翌日は、足でも魅せた。勝利を決定づけるダメ押しの4点目は、阪神・佐藤輝が“足攻”で奪った。
 9回だ。1死から平田の146キロを中前打すると、次打者・梅野への初球。50メートル走6秒0の脚力を発揮し、今季2個目の盗塁を決めた。さらに1死二、三塁からは中野の二ゴロで本塁へ好スタートを切り、野選による追加点につなげた。

 両リーグ10勝一番乗りの喜びとともに、うれしいことが、もうひとつあった。前夜の140メートル場外弾の記念ボールが、試合前に手元に届けられていた。ツイッターでもトレンド入りしたほどの“驚弾”の証は看板奥の網に引っかかっており、それを球場係員が回収。無事にルーキーに手渡された。本人は「おじいちゃんにプレゼントしたい」と宮城県に住む祖父・勲さん(81)に贈る意向を示したという。

 この日は待望の一発こそ生まれなかったものの、右翼方向への大ファウルだけで球場全体をわかせた。敵地でも注目度は急上昇。日曜もひと暴れする。

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