福島敦彦氏が展望 9日開幕2年ぶり夏の甲子園 大阪桐蔭、初戦勝てば府勢夏3連覇見える!!

2021年08月08日 05:30

野球

福島敦彦氏が展望 9日開幕2年ぶり夏の甲子園 大阪桐蔭、初戦勝てば府勢夏3連覇見える!!
福島敦彦氏 Photo By スポニチ
 第103回全国高校野球選手権大会は、9日に甲子園球場で開幕する。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり2年ぶりの開催となる。「迫球甲子園」でおなじみの福島敦彦氏が大会を展望した。
 高校球児の熱い夏が2年ぶりに戻ってきた。組み合わせをみると選抜準優勝の明豊VS専大松戸、神戸国際大付VS北海など初戦から好カードが多く、熱い戦いが期待できそうだ。

 3年ぶり出場の大阪桐蔭は、大阪大会の戦いぶりを見ても西谷監督の指揮の下、投打ともにまとまりが良く、打率・654を誇る主将の池田君の勝負強い打撃など接戦に強く粘り強さも光る。選抜8強でともに優勝候補にあがる東海大菅生との初戦を突破すれば大阪勢の夏3連覇へ一気に視界が開ける。

 ともに野球を知り尽くした明徳義塾の馬淵監督と県岐阜商の鍛治舎監督の名将対決は、チームも互いに総合力があるだけに采配を含め興味深い一戦になるはず。チームづくりに定評ある多賀監督率いる近江も投打の中心である2年生の山田君らがおり侮れない。

 選手に目を移すと、投手では最速157キロを誇るノースアジア大明桜の剛腕・風間君、ともに選抜の雪辱を期す北海の木村君と大阪桐蔭・松浦君の両150キロ左腕、1回戦で横浜と激突する広島新庄の右腕・花田君に注目したい。打者では、左の強打者、智弁学園の前川君と県岐阜商の右の主砲である高木君が楽しみだ。

 地方大会をみても、好投手が打ち込まれており、今大会は活発な打撃戦が展開されるのではないだろうか。選手諸君には体調を整え、思う存分力を発揮して悔いのないゲームを期待したい。応援する方々も含め、例年以上に健康管理に気をつけ、憧れの甲子園ですばらしい思い出をつくってほしい。(報徳学園、慶大、中山製鋼元監督)

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