ソフトバンク・バレンティン 来季構想外 2年総額10億円契約も不振続き オファーなければ引退も

2021年09月29日 05:32

野球

ソフトバンク・バレンティン 来季構想外 2年総額10億円契約も不振続き オファーなければ引退も
ソフトバンクのバレンティン(撮影・岡田 丈靖)
 ソフトバンクのウラディミール・バレンティン外野手(37)が来季の戦力構想から外れていることが28日、分かった。現役続行の意思はあるが、他球団が獲得に乗り出すかは不明で、今季限りでユニホームを脱ぐ可能性もある。
 バレンティンは19年オフに2年総額10億円の大型契約で入団。国内フリーエージェント(FA)権を取得済みで、外国人選手枠を外れて日本選手扱いとなることでも期待されたが、1年目の20年は60試合に出場して打率.168、9本塁打、22打点と振るわなかった。今季も22試合で打率.182、4本塁打、9打点と打撃不振に陥り、6月下旬からファームでの調整が続いていた。

 「普通に考えたら契約は厳しい。来年もないなら帰国になる」と球団関係者。2軍は30日の中日戦(タマスタ筑後)が今季のウエスタン・リーグ最終戦で、バレンティンは10月初旬に自宅がある米国に戻る予定だという。25日には自身のツイッターで「Me know sept 30 its closer」(原文まま)と投稿し、帰国をほのめかしていた。

 13年にはプロ野球記録となるシーズン60本塁打をマーク。今季6月13日の古巣・ヤクルト戦では日本通算300本塁打、同1000安打を達成した球史に残るスラッガーだが、退団セレモニーなどの予定はなく、30日の試合後に何を語るか注目される。

 ◇ウラディミール・バレンティン 1984年7月2日生まれ、オランダ領キュラソー島出身の37歳。07年にマリナーズでメジャーデビューし、09年途中にレッズ移籍。メジャー通算170試合で打率.221、15本塁打、52打点。11年にヤクルト入りし、3年連続本塁打王に輝く。13年には日本新記録の60本塁打をマーク。20年からソフトバンクでプレー。日本での通算成績は1104試合で打率.266、301本塁打、794打点(9月28日時点)。1メートル85、100キロ。右投げ右打ち。

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