阪神ドラ2・鈴木 大器の証や「舌出し投法」 山本昌、藤井、バスケのジョーダンもやってたリラックス法

2021年10月17日 05:30

野球

阪神ドラ2・鈴木 大器の証や「舌出し投法」 山本昌、藤井、バスケのジョーダンもやってたリラックス法
<杏林大・創価大>先発した創価大・鈴木 Photo By スポニチ
 【東京新大学野球   創価大1-2杏林大 ( 2021年10月16日    県営大宮 )】 左腕を力強く振るたびに、口元からピンク色の舌がペロリとみえた。阪神からドラフト2位指名された創価大・鈴木勇斗投手(21)が無意識に見せる「舌出し投法」は大器の証明でもあった。
 「力みをなくすじゃないですけど、無意識のうちにそうやってやっているかもしれないです」

 同じ左腕では通算219勝の山本昌(元中日)やヤクルトなどで83勝し01年に最多勝に輝いた藤井秀悟、現役では14連勝中で球界を代表する投手となったオリックス・山本、打者ではヤクルトの内川ら一流選手もリラックス方法の一つとしてプレー時に舌を出す。他競技ではバスケットボール界のレジェンド、マイケル・ジョーダンもシュート時に舌を出して力みを防いだ。

 鈴木はこの日、秋季リーグ戦の杏林大戦にドラフト指名後初登板。毎回走者を背負いながら6回まで無失点も、1―0の7回1死二、三塁から2点二塁打を浴び敗戦投手となった。「打たれたあの1球だけ甘く入ってしまって負けにつながった。そこは反省すべき点」と悔いながらも冷静に投球を振り返った。

 堀内尊法監督(53)は「併殺を取ったり、低めに投げて(アウトを)取るところは取っていた。試合はつくっているので大丈夫。本調子の兆しはあります」といい、17日の同戦で連投の可能性も示唆した。

 「追い込んでから打ち取る1球だったり、決め球の精度をもっともっと高めていかないと」。超一流になる可能性を秘めた左腕にとっては、すべてがプロでの成功につながる糧となるはずだ。(須田 麻祐子)

 《たこ焼き&串カツ食べたい》鈴木は食べ物の話になると、舌なめずりした。「カボチャが好き」といい、故郷・鹿児島県いちき串木野市にあるお店のカボチャコロッケが大好物とした。「地元にすごくおいしいカボチャコロッケがあってすごく大好きで。親がいつも買いに行っていた」。関西で食べたいものに、たこ焼きと串カツを挙げ「おっきいたこ焼きを食べたい。あと(高校時代に)大阪に行ったときに一度(しかソースを)漬け(たらダメ)の串カツを食べて、すごくおいしくて」と期待を膨らませた。

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