阪神・伊藤将 1年目自己採点は100点 次なる目標は日本一「みんなで矢野監督を胴上げしたい」

2021年10月29日 05:30

野球

阪神・伊藤将 1年目自己採点は100点 次なる目標は日本一「みんなで矢野監督を胴上げしたい」
矢野監督を胴上げするため、CSでの快投を誓った阪神・伊藤将 Photo By スポニチ
 ルーキーながら投手陣のキーマンとなった阪神・伊藤将が、10勝7敗で終えたレギュラーシーズンを振り返った。
 「2桁勝利にもなりましたし、江夏さん以来という記録も達成できましたし、そういうのが良かったですね。(自己採点は?)そうですね…100点で」

 年間を通して先発ローテーションを守り、規定投球回に2回2/3届かなかったものの防御率2・44。球団新人左腕の10勝到達は67年の江夏豊以来で、2人目の快挙だった。22度の先発機会で5イニング以上を投げたのが20度。「悪いときでも最少失点に抑えられた」と長所のゲームメーク能力を発揮した。一方で5月8日DeNA戦から登板6試合連続で被弾し、プロの厳しさも痛感。「自分の負け方が分かっていないと次の投球には生かしていけない」と糧にし、後半戦の好投につなげた。

 ターニングポイントに挙げたのは7月3日広島戦だった。2点リードの7回2死満塁とピンチを背負ったマウンド上で、矢野監督から直々に激励された。「おまえに任せた」――。熱い思いに応えて松山を二ゴロに仕留め5勝目。「マツダでの一言が刺激的だったので一番(印象に)残っています。自信にもなりましたし、自分自身も戦っていくんだという一押しにもなりました」。リーグ優勝には届かなかったが、次なる目標はただ一つだ。

 「みんなで(矢野監督を)胴上げしたいというのがあります。自分のピッチングスタイルをしていけば大丈夫だと思うので、しっかり一発勝負で投げられるように頑張りたい」

 巨人とのCSファーストSで先発を任されれば、「のみ込まれそうな感じ。打ちそうな感じが出ている」と印象的な打者として名を挙げる坂本に注意を払う算段。11月に入っても「投げるのに支障が無ければ半袖でいきたい」と笑いながらトレードマークの継続を誓った頼もしき左腕が、ポストシーズンでもキーマンになる。

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