阪神 秋は「打つだけ」「守備だけ」の“割り切りキャンプ”構想 実戦形式封印し課題に取り組む

2021年11月09日 05:30

野球

阪神 秋は「打つだけ」「守備だけ」の“割り切りキャンプ”構想 実戦形式封印し課題に取り組む
昨年も甲子園で行われた阪神の秋季練習 Photo By スポニチ
 リーグ優勝、日本一を逃した反省を胸に、阪神は10日から、来季へ向けて再始動する。甲子園、鳴尾浜での秋季練習では実戦形式を封印した“割り切りキャンプ”でレベルアップを図る方針。井上ヘッドコーチが「今日は打っとけ、逆に守備だけしとけっていうのをできるのが秋」と構想を明かした。
 練習日によって「打撃の日」「守備の日」と割り切るプラン。1日を通して一つのことに集中して取り組み、徹底して鍛えあげていくことが狙いだ。特に守備面は今季86失策を犯し、4年連続12球団ワースト。7日のCSファーストS第2戦の巨人戦でも失策が敗因の一要素となった。課題克服に向け「個人、個人がどう受け止めるか。選手が逆にこういう練習が欲しいというものに対してはアシストしてあげられればと期待は持っている」と同コーチは話した。

 今季は東京五輪中断期間中にエキシビションマッチを行うなど過密日程になったため、コンディション面も考慮し強弱をつけて練習を行う。シーズン中にはできなかった動作解析など“見る練習”もメニューに組み込み、さらなる強化を図る。

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