「フォーク主体にいったら?」 オリ新守護神候補・K-鈴木“金言”授かり「試行錯誤していきたい」

2022年02月07日 05:30

野球

「フォーク主体にいったら?」 オリ新守護神候補・K-鈴木“金言”授かり「試行錯誤していきたい」
<オリックス春季キャンプ>ブルペンで投球練習するK-鈴木(撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 “中嶋マジック”で、新守護神の筆頭候補に躍り出る。オリックス・K―鈴木がキャンプ2度目のブルペン入り。直球主体に精度向上を図るスライダーを交えて約70球を投げると、視察した中嶋監督から金言を授かった。
 「“フォーク主体にいったら、どうだ?”と。打者は厄介だと思うし、投げたいです。(山本)由伸、平野さん、誰に聞いてもみんな違うし、どれが正解か分からないが、試行錯誤していきたい」

 最速158キロの直球は一級品だが、制球面を含めて安定感を欠く場面が目立った右腕。得意とするスライダー系の球種に加え、いつでも空振りが取れる“決め球”があれば、投球の幅は広がるはず。

 指揮官はかねて「平野にだけ頼るわけにはいかない」と後継候補の台頭を期待。2軍監督だった一昨年は新人だった宮城にカーブの有効性を説き、昨季13勝を挙げる新人王に飛躍させた実績がある。K―鈴木も、“中嶋マジック”で飛躍のきっかけをつかむ構えだ。

 先発も救援も可能。「野茂さんのようにフォーク主体で活躍された方はたくさんいますし、先発なら1回でも長く最少失点を。後ろならセーブ、ホールド、30という数字を求めていく。自分もいつまで、やれるか分からないので」。間違いなく潜在能力は高い。このまま、くすぶるわけにはいかない。(湯澤 涼)

 ◇K―鈴木(本名・鈴木康平=すずき・こうへい)1994年(平6)1月21日生まれ、千葉県出身の28歳。千葉明徳3年夏は千葉大会2回戦で上沢(現日本ハム)のいる専大松戸に引き分け再試合も敗退。国際武道大、日立製作所を経て17年ドラフト2位でオリックス入り。チームに読みが同じ鈴木昂平内野手がいたため登録名を「K―鈴木」とした。1メートル86、88キロ。右投げ右打ち。

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