広島・床田 開幕ローテへ“一発快投”!シート打撃で打者11人から5K 佐々岡監督「一番目立っている」

2022年02月09日 05:30

野球

広島・床田 開幕ローテへ“一発快投”!シート打撃で打者11人から5K 佐々岡監督「一番目立っている」
<広島キャンプ>シート打撃で打者11人に対して5奪三振と好投した床田(撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 一発快投だ。広島・床田寛樹投手(26)が宮崎・日南キャンプ第2クール最終日の8日、シート打撃に今春初登板して打者11人から5三振を奪った。最速146キロを計測するなど力強い投球で開幕ローテーション入りへ大きくアピールした。大瀬良、九里、森下に続く先発4番手、そして左のエース格としての期待がかかる。 
 ほとんどの球種で床田はインパクトを残した。左打席の韮沢からは内角直球で見逃し三振、同じ左の林にはカウント1―2から外角いっぱいへ最速146キロを投げ込んで空振り三振に斬った。

 「韮沢のはめちゃくちゃ良いコースだったので、あれをシーズンでも投げたい。林のはコースも高さも手応えがあった一球だった」

 右打者も苦にせず封じ込めた。ドラフト6位・末包(大阪ガス)を3球三振に仕留めたカーブは、ホームベースのかなり手前に落ちても空を切らせるほどキレが良かった。「ワンバンしちゃったのですが、軌道が良かった。もう少し奥に落とせるようにできれば」。堂林に対しては外角パームボールで完全にタイミングを狂わせ、体勢を大きく崩させての空振り三振。打者11人をわずか被安打2、奪三振5でまとめた。

 「腕を縦振りにしたこと」で制球が安定し、カーブも切れるようになったと自己分析。佐々岡監督も決してリップサービスではない満点評価だ。

 「投手では一番目立っている。キレもスピードあったし、真っすぐも変化球もしっかりと内外に投げ分けられていて、打者はなかなか打ち返せない」

 19年7勝を自己最高に直近2年連続で5勝どまり。特に昨季は4勝が後半戦だった。8月29日の阪神戦で2勝目を挙げて以降に9月は3勝1敗、防御率0・93で月間MVPを獲得しても、4位争いをしている期間では喜びも半減。「昨年も一昨年も春先が全然ダメだったので、今年は最初の実戦から良いようにと準備をしてきた」と強調した。

 開幕ローテーションは実績のある大瀬良、九里、森下まで当確。いずれも右腕で、布陣には左腕が欠かせない。「3人は決まっているので、しっかり争って4番目に入れるように頑張りたい」。快投で滑り出し、左のエース格としての期待が膨らんできた。(畑野 理之)

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