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ソフトB ドラ1・球打 野球部に贈呈の200万円マシンに込めた思い、登場曲に込めた自らへの思いとは

2022年03月02日 05:30

野球

ソフトB ドラ1・球打 野球部に贈呈の200万円マシンに込めた思い、登場曲に込めた自らへの思いとは
卒業式を終えた風間 Photo By 提供写真
 ソフトバンクのドラフト1位・風間球打投手(18)は1日、秋田市内でノースアジア大明桜の卒業式に出席し「久しぶりに学校に来て自覚を持ってやらないといけないと感じました」と気持ちを新たにした。故郷の山梨を離れて秋田でかなえたドラフト1位の夢。野球部には打撃マシンと投球の回転数や変化量を確認できるラプソード(総額約200万円弱)を贈る予定で「自分の実力を知って勝てる投手になってほしい」と期待を込めた。
 卒業を機に登場曲を同世代の歌手、エマ・ウォーリンが歌う「Who I Am」に決めた。自らが何者であるかを歌う曲に背番号と同じ「No・1の存在になりたい」と思いを込める。体づくりに励む最速157キロ右腕は3月中旬にブルペン入りを予定し「2軍、3軍でしっかり抑えたい」と実戦デビューを見据えた。

 卒業式終了後に向かった秋田空港では、複数のファンからサインと写真撮影を求められた。保安検査場締め切り時刻の5分前まで対応を続け「コロナでファンと触れあうことが少なかった。良い機会だなと思いました」と神対応。大きく成長した秋田の地に「自分を強くしてくれた故郷です」と感謝の言葉を残して飛行機に乗り込んだ。 (柳内 遼平)

 《武田に弟子入り 難攻不落のカーブ習得に意欲》風間が武田に弟子入りしたことを明かした。高卒ドラフト1位右腕同士ということもあり、初対面から「よく声をかけていただいた」。約1カ月で親しみを込めて「翔ちゃん」と呼ぶ間柄になった。武田が決め球にする縦に鋭く落ちるカーブ習得を目指し、握り方などのアドバイスを授かった。過去に何人もの投手が習得を目指しながらも断念したという「宝刀」に「“投げられるようになりました”と言いたい」と闘志を燃やした。

 《「卒業」季語に、約2時間長考》ノースアジア大明桜のOBで、3学年先輩のロッテ・山口は俳句を得意とする。風間も卒業式後、約2時間の長考を経て「あのですね きのせいですよ 卒業は」と詠み上げた。春の季語に「卒業」を選び「5、7、5」の基本に則った。「自分はまだまだ未熟で伸びしろがある。卒業しても気を引き締めていく」と自らを律する意味を込めている。

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